誤嚥（食べ物や水分、唾液を飲み込んだときに気道（気管）に入ってしまうこと）を防ぐためには、食べ物の形状や形態、食事姿勢や歯や口腔粘膜・議歯などの清掃やリハビリといった口腔ケアなど様々な方法が用いられます。その中のひとつとして、水やお茶、汁物などサラサラとしたものは気道に落ちやすく誤嚥しやすいので、「とろみ」をつけることで、ドロドロとなり、誤嚥を防ぐことにもつながります。現在では様々なメーカーから「とろみの素」が販売されています。ホームナースの看護師は、現在の嚥下状況にあった「とろみ」の作り方や飲ませるときの注意などについてご家族にアドバイスや支援をすることも大切な仕事のひとつです。
